持ち家vs賃貸の問題に触れてみる②

お金、住宅ローン

持ち家が多い場所

①に続き、別角度から見ます。

①では持ち家、賃貸のメリットデメリットを書きました。

②では、別角度から、資産として考えていきたいと思います。

東京の持ち家率

東京は別格過ぎるので別で考えることが必要になります。

持ち家率は全国最下位で50%を切ります。一人暮らし世帯が多いからでしょう。

でも一人暮らし世帯を除いたら…やっぱり東京でもファミリー世帯は持ち家派が意外と多いのかもしれません。

住居費を会社持ちの方はありがたいですよね。転勤族の東京暮らしはうらやましいです。

今住んでる土地ではどうか

一方、一般的には田舎は持ち家率は高い傾向にあります。

ちなみに持ち家率一位は富山県だそうです。(富山はいいところです!)

維持管理費、ずっと払っていくなら総支払額としては同じか、賃貸のほうが安いかもしれません。

マンションなら修繕積立金、管理費、駐車場代とコストがすごくかかります。

もしそれが大規模修繕で徴収があったり、管理費が値上がりしたりすると安い賃貸を借りられるくらいの金額になるかもしれません。

マンションである場合、持ち家の方が割安!とも言い切れない部分があります。(うちはマンションですけど!^^;)

田舎だと戸建ての家を買った方がコストを抑えられるでしょう。家賃も安いですが、ローンもすぐに終わると考えられるので。

今後の田舎の土地の活用の仕方として、アパートを安易に立てるのは得策とは言えません。需要が少なくなっていきます。大きな道路沿いだと貸店舗などで運用できると思います。

資産として考えた場合

老後のライフスタイル

基本的には長生きすればするほど賃貸だとコストがかかります。

住宅ローン返済後、老後に後々楽になるのは絶対的に持ち家です。

どれくらい長生きするかなんて、わかるわけもないですので。

人生の3大費用…住居費、老後費用、教育費用です。

持ち家にすることで住居費、老後費用を払いながら備えるということが言えると思います。

そのために、どういう物件を選ぶのか。

やっぱり駅近く、便利というのは老後の方がむしろ必要になってきます。

車なしで生活できますから。

持ち家は資産として残るから有利なのか

東京の場合

東京の持ち家は資産になります。今後においてはどうかはわかりませんが、それでも東京の土地価格は下がりにくくむしろどんどん人口は流入して資産価値が上がっていっています。

現役時代は東京に住んでいても定年で家を売って地方に移るもよし、資産価値が高いので子供に譲るもよし、店や会社に貸すのもよし、状況によって選択できるのは強みです。どう転んでも土地を活用して運用していけます。(東京と一口に言ってもいろいろでしょうが)

やっぱり資産価値の高い土地(家)に住むのは必須かもしれません。

他の地域

今の一極集中型の日本では、東京以外のおうちを資産として考えられるかどうか…。しかも若者はそこに価値を見出さない世代です。大きい家、高級車などのステータスに疑問を感じる世代となっていきます。(これからはまた若者の価値観は変わっていくかもしれませんが。)

子供の好みも価値観も、親世代のものとは違います。

東京でも同じですが、資産として残すのではなく、すぐ現金化できる土地、人気の物件のほうが資産としてはありがたいのではないでしょうか。

資産価値として、持ち家とは考えなくてもいいと思います。

現金化しやすいおうちだと、ローンを払い終わって家賃を払い続けるよりずっと家に対して払う金額は小さいといえます。

まとめ

個人的な意見ですが、

資産価値が下がりにくい土地…大きい都市へのアクセスが30分以内、電車一本でいける。

と思います。2つの線(JRと私鉄など)を使えるとさらに強みです。

田舎のその地域が好きで、そこで仕事をするのがいきがいで、というその場所に価値を見出しているなら、それでいいと思うのです。

住まいの優先順位は人それぞれです。

でも一から家を購入する、となると資産価値の下がりにくい場所に家を購入するのは1番、2番目に考えるべきポイントではないでしょうか。

賃貸の自由さはコストよりもメリットがあることも多々あります。老後に住む家があるとか、ライフプランを考えて、リスク管理をしたうえで選択するのはとても良いと思います。

よく思うのが災害が起こった時。賃貸は住まいに対して何のリスクもなくいられるのは本当に強みだと思います。住み替えるのみです。

どちらを選ぶにしろ、住居費は1番の出費なので、計画的に考えていくことが大事だと思います。

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